内服薬で糖尿病治療

薬

6種類の薬の働き

すい臓から分泌されるインスリンは、血糖値を下げる作用のあるホルモンです。糖尿病はインスリンの働きが弱くなることで血糖値が上昇する病気であり、治療には第一にインスリン注射が用いられます。しかし飲み薬でも糖尿病の症状を改善することは可能です。糖尿病の薬には大きく分けて6種類あります。すい臓に働きかけてインスリンの分泌を促進する薬として、スルホニル尿素薬やグリニド薬があります。またインクレチン関連薬は小腸からのホルモン分泌を促し、間接的にインスリンを増加させます。αグルコシダーゼ阻害薬は糖の吸収を阻害し、ビグアナイド薬は糖の合成を抑えて血糖値を下げます。チアゾリジン薬はインスリンの効果を高める糖尿病の薬です。

アルコールに注意

糖尿病の薬の副作用として、むくみや体重の増加が見られることがあります。また低血糖によって一時的に意識を失う恐れがあることに注意が必要です。糖尿病は徐々に健康を蝕む恐ろしい病気ですが、即死するような危険はありません。しかし血糖値が下がりすぎると、脳の機能が低下して、場合によっては死亡することもあります。とりわけ気をつけたいのは、糖尿病の薬とアルコールの併用です。アルコールを摂取することで薬の効き目が異常に強くなったり、血糖値が下がったまま回復しなくなったりする可能性があります。基本的に糖尿病の方は酒を飲まないほうが良いとされていますが、薬を内服する場合には特に医師の指示を厳密に守る必要があります。